
Sunday, October 19th, 2014
OISHI JAPAN 2014 in Singapore
新潟県の助成を受けて、シンガポールにて日本食文化の祭典 OSIHI JAPAN 2014に参加してきました。日本中の様々な県から様々な飲食物ブースが出展され、シンガポールを始めアジア各国に売り込む見本市になります。
SISI初めてとなる海外の大きな見本市への出展だったので、持ち込むお酒の選定や提供方法、ブース設計などじっくり検討しいざ本番へ。
最初の2日間はビジネスデーだったので、一般客は来場せずレストランやホテル関係者、そしてディストリビューターや通運関係者へのプロモーションがメイン。中でも、マレーシアの日本食ディストリビューターで働いているセクシー系のカルメンさんが印象的でした。試飲中に現れた謎の生物と念のため記念撮影。
今回持ち込んだのは、津南醸造さんと玉川酒造さん、塩川酒造さんと松乃井酒造さんの計10銘柄で、中でも松乃井の純米大吟醸 英保はすさまじい人気のため多くの飲食業界関係者から高い評価を頂きました。英保は、松乃井酒造初代当主の名前であって越淡麗を35%まで磨いて作り上げた入魂の逸品です。そのマスカットのようなフルーティな香りを残しつつ、しつこくないキレのある後味に普通の純米大吟醸酒とは全く異なる衝撃を受けたていたようです。
3日目のコンシューマーデイは、1万人を超える来場者数で開場からすぐにブースの周りは人、人、人!日本酒を飲むなら、プラスチックカップでなく陶器やガラスのおちょこでしょう!と日本から持参したおちょこを飲んだまま持って行かれたりして、てんてこ舞い。
ただ、3日目ともなると周辺ブースとの連携もかなり強固なものになっており、特に隣のかんずりブースで提供していたかんずりの酒盗と日本酒の食い合せは奇跡的な旨さで、「かんずり食べたら酒」「酒を飲んだら、かんずり」とお互いにお客様を送客し合った結果、販売用に用意したお酒も飛ぶように売れ、閉場の1時間以上前に完売。
完売後は、お世話になった他の新潟ブースの販売を手伝い大成功のうちに3日間のOSIHI JAPANの幕が閉じました。
また、今回のOISHI JAPANは、2つの大きな意味合いがありました。
1.日系コミュニティからでは、巡りあうことが難しいローカルのディストリビューターやレストランなどに提案することができた。
2.数多くのコンシューマーのリアルな日本酒に対する趣向性を調査することができた。
やはり、マスを取りに行くには圧倒的多数を占める現地方々に対してアプローチしていかなければなりません。そういった意味で、実はローカルの中には純米大吟醸のようなフルーティでサラっとしたお酒だけでなく、どっしりとした少しドライテイストなの純米酒を好む人もたくさんいることを知るきっかけとなり、さらに彼らへのアプローチができるビジネスパートナーを見つけることができたOISHI JAPANはとても貴重な機会であったと感じています。
また、こういった見本市では事前に、税制や成分調査の有無、ラベリング、輸送網などきちんと調べた上で、価格を明確に設定することが最も重要だということも強く実感。
こちらはビジネスのスピードがものすごく早いので、試飲して良ければすぐにビジネスにつながります。逆にどれだけ美味しいものを提供してもいくらで仕入れられるのかわからなければ大抵の場合はその時点で終了してしまいます。
我々は輸送網も税制も完璧に調べた上で挑んでいるので、多くの飲食関係者に「ここは話が早くて良い」というような評価も受けましたし、実際にその場でおおよその取引がきまったケースもありました。
ここシンガポールには、まだまだ大きなポテンシャルが眠っております!
Thanks for all the OISHI JAPAN and Niigata friends!! See you next year!!
それにしてもチキンライスうまっ!!
OISHI JAPAN 2014
Oct 16 – 18 2014
Suntec Singapore
1 Raffles Boulevard, Suntec City, Singapore 039593
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